身障者の一番の不安!

介護生活にもリズムが出来、悪く言えば代わり映えの無い日々がコンコンと過ぎていく。仕事から帰って夕食の準備をしていると、私を呼ぶ声が!部屋へ行くと、「今日はお腹が痛くて痛くて凄く不安になった」「腹痛に波があって、治まったと思っても時間が経つと又痛くなる」「寝返りも出来ないから辛かった」との事だった。彼も私同様、身障者としての生活に慣れてきたものの、少なからず不安も感じていたようです。だがこの問題は24時間付きっ切りでないと解消はされない。介護生活を順調に過ごす為、私は働かない訳にはいかず、彼と話し合う。認知症ではなく、尿意も便意もある。ただ左上下肢が麻痺しているだけ、年齢も68歳、オムツ生活は仕方のない事だと納得もしているが、オムツに便を出す事にプライドが許さないようだった。プライドを傷付けないようにわかってもらうには・・・。子供をあやすように【オムツに便したら腹痛もなく美味しくご飯食べれるよ。オムツにドンと便があったら私もうれしいよ】【わかった!お願いします。】思いのほかすんなりわかってもらえたが、その後の不安がぬぐえたかはいまだ解消はされていない。彼には不安を感じた時・事があったら必ず話してもらうようにした。それが一番不安解消になっているのかもしてないと思った。